お知らせ
- 2023.05.19HPを更新しました。
- 2023.04.01「マイナ受付」対応しています。
PETについて
《PETとは??》
正式名称はPositron Emission Tomography (ポジトロンエミッショントモグラフィ)といい、「陽電子断層撮影」のことで頭文字をとってPET(ペット)と呼ばれています。
がん細胞は正常な細胞より、約3~8倍も多くブドウ糖を取り込む性質があります。その性質を利用して、ブドウ糖に合成した特殊な薬剤(FDG)を注射し、その薬剤ががんの病巣に集まったところを撮影すると、がんを画像として捉えることができます。
《FDGとは?》
ブドウ糖に18-F(フッ素)という陽電子(ポジトロン)を放出する放射性同位元素を合成した薬剤です。わずかながら被曝しますが、放射線障害などの体への影響はありません。
《PET-CTとは??》
PETは細胞の働きの具合を見ることができ、CTは人体内部の形を見ることができます。PET-CTはこの二つの検査を同時に行い、機能画像(PET)と形態画像(CT)をコンピュータ上で合成することにより、これまでより精度の高いがんの画像診断が可能です。
《PET-CTの特長》
臓器ごとの検査ではなく、一度に全身のがん検査が可能です。着衣のまま横になって検査しますので、不快感はありません。痛みは薬剤を注射(通常の注射と同様な)するときだけです。
《PET-CTの得意・不得意》
PET検査において、がんの種類によっては得意・不得意なものがあります。
【得意】
頭頸部がん、肺がん、甲状腺がん、乳がん、食道がん、膵臓がん、大腸がん、子宮がん、悪性リンパ腫など
【不得意】
脳腫瘍など
※FDGという薬剤ががん以外に、脳や心臓にも自然に集まるためです。
腎臓がん、膀胱がんなど
※薬剤が尿と一緒に排泄されるため、腎臓や膀胱に集まるためです。
早期胃がん など
※がんの種類によっては不得意なものがあります。
検査の流れ・料金
《検査の注意事項》
1.検査を受ける前に
○検査前日
・お酒は控えてください。
・過度の運動はしないようにしてください(検査結果に影響が出る場合があります)。
・<糖尿病の方>前日までは糖尿病の薬をいつも通り使用してください。
○検査当日
・糖尿病以外での薬は、指示がない限り普段通りに服用してください。
・完全予約制ですので、予約時間の15分前までに来院してください。
・妊婦及び乳幼児の来院は検査の性質上ご遠慮下さい。
・当センターは敷地内禁煙です。
・<糖尿病の方>当日は糖尿病の薬を使用しないでださい。
2.お食事
○午前の検査の方
・検査当日は絶食です。あめ、ガムなども摂らないでください。前日の夕食は普段通り食べて構いません。
・水とお茶は飲んでも構いません。ただし、それ以外の飲み物(糖分を含むもの)は摂らないでください。
○午後の検査の方(12:00以降)
・朝食は検査の4~6時間前までに消化のよいものでしたら、軽く食べても構いません。
・水とお茶は飲んでも構いません。ただし、それ以外の飲み物(糖分を含むもの)は摂らないでください。
3.当日持参するもの(医療機関から紹介された方)
・保険証またはマイナンバーカード
・医療受給者証(お持ちの方)
・紹介状
・薬を服用している方は薬の内容が分かるもの(お薬手帳など)
・ペースメーカー手帳(ペースメーカーを植え込んでいる方)
4.検査前の準備
・こちらで用意しました検査着に着替えていただきます。(金属の部分がある衣類は全て外してください。)
・着替えのときに時計、指輪などのアクセサリーはすべて外していただきます。
5.次の項目に該当される方は必ず事前にお知らせ下さい
・妊娠中の方、または妊娠の可能性のある方、または授乳中の方
・糖尿病の方
・閉所恐怖症の方
・ペースメーカーを植え込んでいる方
《PET-CT検査の流れ》
STEP.1
検査の4~6時間前から絶食となります。水、お茶は飲んでも構いません。
STEP.2
受付→問診→着替え→注射(30分~1時間ほど)
STEP.3
薬が全身に行き渡るまで、安静にしていただきます。(1時間ほど)
STEP.4
トイレに行きます。排尿することで、更にはっきりした画像を撮影できます。
STEP.5
PET-CT撮影(30分ほど)
STEP.6
薬の効果がおさまるまで、別室にてお休みいただきます(30分ほど)。
(時間をおいて再度撮影することもあります。)
… 以上で検査終了です。 …
※受付から終了するまでは2時間半~3時間ほどです。
《結果説明》
・PET検診の場合
後日結果を郵送いたします。初回の方のみ当日、専門医より結果を説明いたします。
※ただし、お待ちいただくことがあります。
・クリニカルPETの場合
結果は紹介先の医療機関へお送りします。結果説明は主治医からお聞きください。
※クリニカルPETとは、すでに医療機関でがんの治療を受けている方や、がんの疑いがある方に対し、必要に応じて主治医から紹介を受けて行うPET検査です。
この場合、保険の適用が限られているため、自費になる場合もあります。
《検査料金》
PET検診の場合
通常料金 | 90,000円 |
---|---|
家族割引 | 80,000円 |
グループ割引 5名様以上 | 70,000円 |
グループ割引 10名様以上 | 60,000円 |
※上記の料金は1名様あたりの料金設定です。(税別)
クリニカルPETの場合
保険適用の場合 | 約3万円(3割負担の場合) |
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保険適用外の場合 | 約9~10万円 |
※FDGを用いたPET検査及びPET-CT検査の保険適用となる疾患を以下に示します。ただし、定められた要件を満たす場合に限ります。
疾患名 | 要件 |
---|---|
てんかん | 難治性部分てんかんで外科切除が必要とされる患者様。 |
悪性腫瘍(早期胃癌を除く) | 他の検査、画像診断により病気診断、転移・再発が確定できない患者様。 |
虚血性心疾患 | 虚血性心疾患による心不全患者で、心筋組織のバイアビリティ診断が必要とされる患者様。ただし、通常の心筋血流シンチグラフィで判定困難な場合に限ります。 |
《お支払い方法》
・現金でお支払いの場合
検査当日、受付にてお願い致します。
・カードでお支払いの場合
マスター、VISA、UC、UFJ、DC、JCB
・振込みでお支払いの場合
振込みをご希望される方は、予約時にご相談下さい。
Q&A
- Q1.薬の副作用はあるのですか?
A.FDGはブドウ糖によく似た薬ですのでアレルギーなどの副作用はまったくありません。
- Q2.陽電子(ポジトロン)ってなんですか?
A.陽の電子(+)をもった電子です。通常電子は負(-)を持っています。ポジトロン(+)と普通の電子(-)は自然に結びついて消滅していきます。この時放出する放射線を撮影・画像化するのがPETの検査です。
- Q3.検査前の注意事項はありますか?
A.【食事】検査前4~6時間の絶食が必要です。検査には血糖値が関わってきますので、野菜ジュースや清涼飲料水も飲まないで下さい。水は飲んでも構いません。 前日は夕食を摂っても構いませんが、アルコールは控えてください。 午後に検査を受ける場合は、朝食は半分量だけ食べてください(消化のよいもの)。 【運動】運動により筋肉に異常集積することがありますので、前日からジョギングやテニスなどの全身運動、部分的運動は控えてください。午後に検査を受ける場合は、午前中にデスクワーク程度であれば大丈夫です。
- Q4.ブドウ糖の薬だそうですが、糖尿病の場合は大丈夫ですか?
A.診断精度が下がる場合もありますが、可能です。
- Q5.保険診療できますか?
A.クリニカルPETの中で、保険適用の場合は対象となります。 上記以外と健康診断を目的とした検査は、対象となりません。
- Q6.早期発見はどのくらいの大きさから見つかるのですか?
A.5mm程度のがんをみつけた症例もあります。
- Q7.PET-CT検査の被曝はどの程度ですか?
A.胃のX線検査(バリウム)と同程度かやや多いくらいです。
- Q8.検査時間はどれくらいですか?
A.受付をされてから検査終了まで約2時間半~3時間程となります。
アクセス
住所
- 〒036-8183
青森県弘前市品川町31-3
電車でお越しの方
- JR線 弘前駅 徒歩10分
- 弘南鉄道 弘前駅 徒歩10分
- 弘南鉄道 弘前中央駅 徒歩5分
バスでお越しの方
- 弘南バス
住吉入口より徒歩3分 - 土手町十文字より徒歩3分
車でお越しの方
- 当センターの駐車場をご利用下さい。
事故情報
当センターで放射線障害のおそれがある場合又は放射線障害が発生した場合、本ページにて情報を公開致します。
- 2019.01.21現時点で情報提供はありません。
お問い合わせ
PETに関するご質問・ご意見・検査ご予約などは、お電話・FAXまたは電子メールでお願いします。
お気軽にご連絡ください。
- 電話0172-32-5210
- FAX0172-32-5250
- 電子メールinfo@aomoripet.jp
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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8:30 - 15:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ― | ― |
- ※土曜・日曜・祝日、年末年始(12/29~1/3)は休診日